日ハム、前期税引き前を25％上方修正

　日本ハム <2282> が4月30日後場(13:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前利益を従来予想の390億円→488億円(前の期は270億円)に25.1％上方修正し、増益率が44.2％増→80.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の102億円→200億円(前年同期は120億円)に95.4％増額し、一転して66.2％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、前回予想と概ね同水準となる見通しです。事業利益につきましては、加工事業において主力ブランド商品の販売が堅調に推移し、利益率も改善したことに加え、食肉事業において国産鶏肉の相場が高水準を維持したことで、生産部門の収益性が向上したこともあり、前回予想を上回る見通しです。また、事業利益の増益要因に加え、為替差益が生じたこともあり、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましても前回予想を上回る見通しです。