協栄産、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/28 15:00
 協栄産業 <6973> が4月28日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想のトントン→3億8200万円の赤字(前の期は2億4100万円の赤字)に下方修正した。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の5000万円→4億1500万円(前の期は3億1900万円)に8.3倍上方修正し、一転して30.1%増益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の9700万円の黒字→2億8500万円の赤字(前年同期は5億2900万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  前回公表した連結業績予想におきましては、売上高は当初予想を維持するものの利益率の上振れならびに販管費の下振れ等により利益面は回復する傾向が見込まれるといたしましたが、期末にかけて半導体デバイス事業において、自動車関連、白物家電関連、産業機関連ともに需要が旺盛であるとともに産業機器システム事業において、主要顧客からの更なる加工装置・自動化システムの設備投資の受注があり、売上高の伸長が見込まれます。また、これにより営業利益、経常利益の増加が見込まれます。 しかしながら、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、当社の連結子会社である協栄サーキットテクノロジ株式会社が営むプリント配線板製造事業において、固定資産の減損損失7億1千4百万円ならびに相模原事業所閉鎖に伴う従業員に係る特別退職金9千7百万円を事業構造改善引当金繰入額として、特別損失に計上したこと等により前回公表値を下回る見込みとなりました。 以上より、2021年1月28日に公表いたしました連結の通期業績予想値を修正いたします。 なお、特別損失の計上の詳細に関しましては、2021年4月28日に開示いたしました『特別損失の計上に関するお知らせ』をご参照ください。 また、配当予想につきましては、前回発表の1株につき期末配当10円の予想に変更はございません。 上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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