NY株式市場(23日)キャピタルゲイン増税に警戒感が残る–新築住宅販売件数に注目
23日のニューヨーク株式市場でダウ平均は軟調な取引スタートなりそうだ。
本格化している主力企業の決算発表では、前日の取引終了後に発表した半導体大手インテル決算は、EPS・売上高ともにアナリスト予想を上回る内容となりました。ただ、注目されていたデータセンター事業が低調だったこともあって、インテルの株価は時間外取引で軟調な展開となっている。ダウ平均の押し下げ要因となりそうだ。
前日の取引時間中に報じられたバイデン政権によるキャピタルゲイン増税に対する警戒感が根強い相場環境が継続しそうなほか、ダウ平均は週末要因も重なって売り圧力が強く意識されよう。
取引時間中には4月製造業PMI速報値(予想:61.0)や4月サービス業PMI速報値(予想:61.5)、3月新築住宅販売件数(予想:88.5万戸)が発表されることになっており、アメリカのファンダメンタルズ面で改善傾向が示されれば、相場全体の底固さに繋がりそうな一日となる。
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