NY為替:ドル・円強含み、3月米生産者物価指数は予想を上回る

配信元:フィスコ
投稿:2021/04/10 07:11
9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円96銭まで上昇後、109円56銭まで反落し、109円65銭で引けた。米3月生産者物価指数(PPI)が予想以上に上昇したため、インフレ進行への警戒感で米国債相場は下落。長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1867ドルまで下落後、1.1910ドルまで上昇し、1.1904ドルで引けた。米国の高インフレ警戒感を受けたドル買いが強まったが、同時に、ドイツなどのワクチン接種ペースの加速で域内の回復の遅れへの懸念が後退したため、ユーロの買戻しも目立った。ユーロ・円は130円25銭まで下落後、130円55銭まで反発した。ポンド・ドルは1.3696ドルまで下落後、1.3745ドルまで反発したが、戻り売りも観測されており、取引終了時点にかけて上げ幅は縮小。ドル・スイスは0.9282フランまで上昇後、9243フランまで下落した。

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配信元: フィスコ