<動意株・6日>(前引け)=PALTEK、ザイン、イソライト

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/04/06 11:38
<動意株・6日>(前引け)=PALTEK、ザイン、イソライト  PALTEK<7587.T>=水準訂正に動き出す。PBRは依然として0.6倍台と割安で上値指向が強い。目先、半導体関連は出遅れていた中小型株に物色の流れがシフトしている。そのなか、同社は独立系半導体商社で特定用途向け半導体に強みを持っておりマーケットの視線が向いている。特に電子デバイスで、搭載した集積回路の設定を後から自由に変えることができるFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)を取り扱っており、これが高速通信規格5Gを基盤としたIoT時代の有力商品として注目度が高い。業績も21年12月期経常利益が前期比7.4倍の3億2000万円予想と急拡大が見込まれている。

 ザインエレクトロニクス<6769.T>=急伸。半導体関連株は世界的な需給逼迫を背景に時価総額上位の主力株に買いが集まっていたが、ここにきて上昇一服場面となり、相対的に出遅れている中小型株が草刈り場となっている。同社は時価総額100億円前後と小型だが、ファブレス半導体の草分けで特定用途向け製品を手掛け、自社ブランドのLSI開発を強みとし、産業機械分野で高いニーズを獲得している。特に人工知能(AI)・IoT や電気自動車(EV)・自動運転分野といった次世代成長産業への展開力の高さが注目されている。業績も20年12月期は営業赤字を余儀なくされたが、21年12月期は小幅ながら黒字転換が見込まれ、大底脱出の公算が大きくなっている。

 イソライト工業<5358.T>=上げ足加速。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫っている。世界的な半導体需給の逼迫やそれに対応したサプライチェーンの強化及び大手半導体メーカーの設備投資増強の動きなどが、半導体関連株の物色人気につながっている。目先は先駆した主力銘柄には利益確定の売り圧力が顕在化している一方、半導体周辺の中小型で相対的に出遅れる銘柄群に買いが回っている。そのなか、同社はセラミックファイバー大手で、半導体用工業炉向けに高水準の需要獲得が見込まれることで、投資資金の流入が活発化している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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