NY株式市場(30日)ハイテク株中心に売り優勢か−米投資会社に絡む損失への懸念がくすぶる
30日のニューヨーク株式市場でダウ平均は軟調な寄り付きとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、日本時間夕方に米国10年債利回りが1.7%台後半まで上昇し、約1年2カ月ぶり高水準となったことから、ハイテク株中心に軟調な銘柄が増えそうだ。引き続き日本と欧州で米投資会社に絡むとみられる損失への懸念が広がっており金融機関の損失に関する続報を見守る必要があるほか、金曜日の雇用統計など今週後半に相次ぐ重要な経済指標を見極めたいとの姿勢も根強い相場環境となりそう。
ただ、アメリカ国内でのワクチン接種の加速で経済の正常化期待感は途切れていないことから、一段と売り込む動きも限定的となりそうな1日となる。
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