NY株式市場(26日)米国10年債利回りが再び1.6%台中盤まで騰勢を強める−時間外取引でWTIが3%超高
26日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い先行で取引が始まりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、FRBがコロナ渦で導入した自社株買いと増配の一時禁止措置を6月末で解除すると発表したことから、金融株には上昇する銘柄が増えそうだ。取引開始前に発表されたインフレに関する指標もほぼ市場予想の範囲内に収まったことから、ひとまず過度なインフレ懸念が後退しそうなほか、時間外取引で原油相場が堅調に推移していることも相場の下支え要因となりそう。
ダウ平均は、前日の下落局面で20日移動平均線(3万2161ドル)を割り込んだあとに持ち直した流れを踏襲して戻りを試す寄り付きを迎えよう。まずは、前日の日中高値(3万2672ドル)が強く意識されよう。
ただ、日本時間の夕方から米国10年債利回りが、一時1.68%まで再び騰勢を強めていることは相場の重しとなりそう。週末要因も重なって積極的に買い上がる動きも限定的となりそうなことから、相場全体、底固さが試される1日となる。
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