VNX、非開示だった今期最終は赤字拡大へ

配信元:株探
投稿:2021/03/12 15:00
 VALUENEX <4422> [東証M] が3月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年7月期第2四半期累計(20年8月-21年1月)の連結最終損益は1億5000万円の赤字(前年同期は8000万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結最終損益が2億3500万円の赤字(前期は9000万円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結最終損益は8500万円の赤字(前年同期は1000万円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である11-1月期(2Q)の連結最終損益は7000万円の赤字(前年同期は800万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の6.6%→-102.6%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年7月期の通期業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が当社事業に与える影響を見極めることが困難であったことから未定としておりました。依然として、先行き不透明な状況は続くものの、現時点において入手可能な情報や予測に基づき通期連結業績予想及び通期個別業績予想を公表いたします。コンサルティング売上につきましては、国内においてはデータ解析に対するニーズの高まりにより受注が回復傾向にありますが、米国においては新型コロナウイルス感染症の影響が依然深刻であり、引き続き厳しいものと見込んでおります。このため国内コンサルティング売上の通期見込みを187百万円(前年同期比24.6%減)、米国でのコンサルティング売上の通期見込を21百万円(同73.5%減)といたします。ASP売上につきましては、国内・米国ともに新型コロナウイルス感染症の影響によりスポット受注において苦戦すると見込んでおります。このため国内ASP売上の通期見込みを229百万円(前年同期比6.2%減)、米国でのASP売上の通期見込みを4百万円(同59.0%減)といたします。損益面につきましては、上記売上高減少に伴い売上総利益が減少したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前年を大きく下回る見込みです。
配信元: 株探

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