新興市場銘柄ダイジェスト:メディアは急伸、アドベンチャーが大幅に反発

<4170>　KaizenPF　1749　+128
急伸。東京都内最大級のモビリティメディア「GROWTH」を提供するニューステクノロジーと業務提携したと発表しており、手掛かり材料となっているようだ。「GROWTH」で配信する動画広告での効果最大化を目的としたクリエイティブの制作・配信が可能となるパッケージプラン「KAIZEN Ad for GROWTH」の提供を本日より開始する。

<3815>　メディア　403　+80
一時ストップ高で急伸。遺伝子検査による性格分析などを提供するDNA FACTOR（福岡市）とともに恋愛診断ツール「恋愛遺伝子占い愛カギ/aikagi」をリリースしたと発表している。遺伝子検査で恋愛フィールド上の性格や能力を分析し、行動遺伝学や分子生物学分野に精通したドクターのリアルコメントを掲載する。また、独自の占いでどのような行動が運命の人を引き寄せるのかをアドバイスするという。

<3895>　ハビックス　587　+26
急伸。21年3月期の営業利益を従来予想の6.00億円から7.60億円（前期実績9.43億円）に上方修正している。生産性向上やコスト削減など抜本的改革を推進した結果、従来予想を上回る見込みとなった。また、期末配当は従来予想の13.00円から16.00円（前期実績18.00円）へと増額修正している。株価が200日移動平均線を上抜けたことによるテクニカル妙味も先高期待を強めているようだ。

<4881>　ファンペップ　549　+46
大幅に続伸。一部メディアが「がん治療用ペプチド医薬の研究に乗り出す」と報じ、買い材料視されている。現在は乾癬や花粉症など免疫疾患向け抗体医薬の代替としてのペプチド医薬に注力しているが、範囲を広げるという。新たな研究開発に関する報道が評価されていることに加え、同社株は5日に上場来安値（482円）まで下落しており、値頃感も買いやすさにつながっているようだ。

<6030>　アドベンチャー　5240　+520
大幅に反発。これまで未定としていた21年6月期営業利益予想を前期比58.3％増の7.30億円と発表している。skyticketアプリ経由での申込比率増加による効率化で広告宣伝費が40％程度に縮小することから、利益が拡大する見通し。第2四半期累計（20年7-12月）は前年同期比53.9％減の5.04億円にとどまっており、通期が増益見通しとなったことが好感されているようだ。

<6190>　PXB　639　+23
大幅に反発。「ヒト肝細胞を有するキメラマウス」（PXBマウス）のホストマウスとして使用しているcDNA導入ウロキナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーター・トランスジェニックマウスが米国特許商標庁から特許査定を受けたと発表している。ホストマウスが出来上がるまでの条件に限定されない広範囲な権利を得る特許。模倣リスクに対して有効な権利になると考えているという。 ＜ST＞