10日のドル・円は、東京市場では108円47銭から108円92銭まで反発。欧米市場では、108円86銭から108円34銭まで下落し、108円39銭で取引終了。本日11日のドル・円は108円台で推移か。主要国の株高を期待してリスク回避的な円買いは縮小するとみられる。
10日のニューヨーク市場では、2月米消費者物価コア指数が市場予想を下回ったことから、米長期金利は伸び悩んだ。この日行われた10年国債入札は期待されたほどの需要が確認されなかったことから、米長期金利の下げ幅は縮小したが、インフレ進行の思惑は後退しており、ドル買いはやや縮小した。市場関係者の間では来週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に対する関心が高まっているが、米長期金利の上昇を抑制するための具体的な措置がただちに導入されるとの見方は少ないようだ。
経済協力開発機構(OECD)は2021年の世界の経済成長率予測を上方修正したが、米国の景気回復のペースが加速する可能性は低いとみられる。ただ、FOMCが公表する経済予測で2021年の成長率が上方修正された場合、ドル相場や長期金利の動向に大きな影響を与える可能性がある。
<FA>
10日のニューヨーク市場では、2月米消費者物価コア指数が市場予想を下回ったことから、米長期金利は伸び悩んだ。この日行われた10年国債入札は期待されたほどの需要が確認されなかったことから、米長期金利の下げ幅は縮小したが、インフレ進行の思惑は後退しており、ドル買いはやや縮小した。市場関係者の間では来週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に対する関心が高まっているが、米長期金利の上昇を抑制するための具体的な措置がただちに導入されるとの見方は少ないようだ。
経済協力開発機構(OECD)は2021年の世界の経済成長率予測を上方修正したが、米国の景気回復のペースが加速する可能性は低いとみられる。ただ、FOMCが公表する経済予測で2021年の成長率が上方修正された場合、ドル相場や長期金利の動向に大きな影響を与える可能性がある。
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