マザーズ指数は小幅続伸、米金利高懸念くすぶり朝高後は失速、値上がり率トップはグロバルウェ

配信元:フィスコ
投稿:2021/03/10 17:02
 本日のマザーズ指数は、米長期金利の上昇一服感から買いがやや優勢となった。前日の米国株式市場では、経済協力開発機構(OECD)による2021年の世界経済成長見通しの引き上げや、追加経済対策案の早期成立への期待感のほか、懸念されていた3年債入札が好調な結果となったことによる長期金利上昇の一服感などから、ハイテク株を中心に主要株価指数は終日堅調に推移した。特に、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は6%高と急伸した。この流れを受けて、マザーズ指数も上昇スタートを切った。しかし、米10年債や30年債の入札が今夜から明日にかけて控えているだけに、金利上昇への警戒感は払しょくできず、買い戻されて始まったマザーズ主力級の時価総額上位銘柄が上値を抑えられると、マザーズ指数もそれに伴う形で上げ幅を縮小していき、一時は前日比でマイナス圏に転じる場面も見られた。ただ、その後は、終始、前日終値近辺でのもみ合いが続き、結局、小幅続伸で終わった。なお、売買代金は概算で1586.45億円。騰落数は、値上がり195銘柄、値下がり131銘柄、変わらず18銘柄となった。
 個別では、新型ダイヤモンドワイヤ製造装置「PHX-01」開発・販売開始したと発表した中村超硬<6166>などが急伸した。また、タイムチケットを暗号資産交換所のBitmartで売買する基本契約を締結したほか、21年3月期営業損益予想を上方修正したグローバルウェイ<3936>はストップ高で上昇率トップとなった。そのほか、貸借銘柄に選定され取引活発化への期待が高まったベガコーポレーション<3542>も大幅に上昇し、子会社のタオソフトウエア(東京都中央区)が高解像度画像を表示する処理速度を向上させる特許を取得したと4日大引け後に発表したsMedio<3913>は大きく4連騰となった。売買代金上位では、久々に大きく買われたバルミューダ<6612>が一時10%超高となる急伸をみせてトップにランクイン、新株予約権の発行を発表して急落していたアンジェス<4563>も自律反発狙いの買いで13%高と売買代金上位に入った。一方、INCLUSIVE<7078>サマンサJP<7829>、ロゼッタ<6182>アスカネット<2438>などが下落率上位に入った。そのほか、時価総額上位では、メルカリ<4385>、BASE<4477>フリー<4478>マネーフォワード<3994>、JTOWER<4485>メドレー<4480>などが総じて軟調推移となった。
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配信元: フィスコ

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