NY株式市場(9日)前日急落したハイテク株の切り返しを注視へ−追加経済対策への期待感が続く
9日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い先行で取引が始まりそうだ。
日本時間夕方に米国10年債利回りが1.5%台前半まで低下し落ち着きを見せたことから、前日に急落した主力ハイテク株中心に買い戻されよう。
先週末に上院で可決された1.9兆ドルのコロナ対策法案は、9日から下院で修正協議を行い14日までの成立を目指していることも、引き続き相場の買い安心感に繋がろう。
ダウ平均は寄り付きで再び3万2000ドルの節目が強く意識されよう。朝方の買い一巡後は、ハイテク株の動向がカギを握りそうだ。
特にナスダック総合株価指数が前日の急落で下抜けした一目均衡表上の雲の下限(先行スパン2:1万2722)や100日移動平均線(1万2697)付近の戻り売りをこなせれば上昇に弾みが付きやすそう。
ダウ平均もハイテク株の戻り歩調が顕著となれば、前日に付けた取引時間中の過去最高値(3万2148ドル)を見にいくことも想定されそうな1日となる。
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