２６日の株式相場見通し＝急反落、米株急落受け３万円台割れ

　２６日の東京株式市場は、リスク回避の売りに日経平均は大きく下値を試す展開となり、３万円台を割り込む展開となりそうだ。米長期金利の急上昇が警戒される状況にあり、前日の米国株市場ではＮＹダウ、ナスダック総合指数ともに大幅安となった。米１０年債利回りは一時１．６％台まで急上昇し、昨年２月のコロナショック以前の水準まで戻ったことがハイテク株などに逆風となり、とりわけナスダック総合指数の下落率が目立つ。これを受けて、東京市場でも主力株中心に広範囲に売りが及ぶ可能性が高く急反落は避けられない。売り一巡後は押し目買いも想定されるが３万円台をキープすることは難しそうだ。

　２５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比５５９ドル８５セント安の３万１４０２ドル０１セントと急反落。ナスダック総合株価指数は同４７８．５３５ポイント安の１万３１１９．４３１だった。

　日程面では、１月の鉱工業生産指数速報値、１月の建機出荷額、１月の住宅着工など。また、東証マザーズにｃｏｌｙ<4175.T>、ジャスダック市場に室町ケミカル<4885.T>が新規上場する。海外では、１月の米個人所得・消費支出、２月の米シカゴ購買部協会景気指数、２月の米消費者信頼感指数確報値（ミシガン大学調査）など。

出所：MINKABU PRESS