NY株式市場(25日)10-12月期GDP改定値は速報値から上方修正−新規失業保険申請件数は市場予想を下回る
25日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。
取引開始前に発表された2020年10−12月期GDP改定値は、前期比年率で4.1%増と速報値(4.0%増)から上方修正されたほか、1月の耐久財受注速報値が市場予想を大きく上回ったことから、アメリカ経済の回復期待は維持されよう。
同じく取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は73.0万件と市場予想(84.5万件)を下回ったことから雇用環境の改善期待も相場を下支えしそう。
ただ、日本時間の夕方には米国10年債利回りが1.46%台まで上昇しておりアメリカでの長期金利の上昇に歯止めが掛かっていないことから、ハイテク株には軟調に推移する銘柄が増えそうだ。
ダウ平均は、前日に過去最高値を更新した反動から改めて売り直されることも想定しておきたいタイミングで、再び3万2000ドルに接近する局面では利益確定売りをこなす必要が出てきそうな1日となる。
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