メガチップス、今期最終を7.4倍上方修正・7期ぶり最高益更新へ

　メガチップス <6875> が2月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の27億円の黒字→200億円の黒字(前期は17.9億円の赤字)に7.4倍上方修正し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の5億円の黒字→178億円の黒字(前年同期は9.3億円の赤字)に36倍増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　ゲームソフトウエア格納用LSI（カスタムメモリ）を中心としたLSI製品の需要が当社前回予想を上回り、堅調に推移することが見込まれることから、売上高及び各利益の予想を増額修正いたします。さらに、SiTime社の新株発行及び当社所有のSiTime社株式の売却による特別利益等を見込んだことから、親会社株主に帰属する当期純利益の予想を増額修正いたします。SiTime社の新株発行及び当社所有のSiTime社株式の売却の結果、第4四半期において、連結決算上で関係会社株式売却益（当社所有株式の売却による利益、SiTime社の新株発行等による当社持分の変動による利益を含む）が227億円、個別決算上で関係会社株式売却益（当社所有株式の売却による利益）が156億円発生する見込みとなりました。また、技術資産の評価見直しを行った結果、第4四半期において、連結及び個別決算上で固定資産除却損が約10億円発生する見込みです。