明電舎、今期最終を55％上方修正、未定だった配当は2円減配

　明電舎 <6508> が2月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結最終利益を従来予想の47億円→73億円(前期は82億円)に55.3％上方修正し、減益率が42.7％減→11.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の80.1億円→106億円(前年同期は112億円)に32.4％増額し、減益率が29.1％減→6.0％減に縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は48円(前期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　産業システム分野の売上が想定より改善する見込み等から、営業利益および経常利益が前回発表予想から増加する見込みであります。また、本日付「固定資産の譲渡および特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり、保有不動産の売却により、特別利益（固定資産売却益）約32億円の計上が見込まれることも合わせ、親会社に帰属する当期純利益は前回発表予想を大幅に上回る見込みであります。※本資料の予想数値につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　当社は、株主のみなさまへの適切な利益還元を経営の重要課題として位置づけており、株主資本の充実と株主資本利益率の向上を図るとともに、安定的かつ業績に応じた適正な配当を実施することを基本方針としております。上記の基本方針および当期の業績予想を勘案し、従来未定としていました期末配当予想について、１株当たり28円とさせていただきます。なお、期末配当は本年6月開催予定の当社株主総会の決議を経て実施いたします。