午前:債券サマリー 先物は小幅続落、長期金利0.120%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/02/24 11:40
 24日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅続落。米金利の上昇一服を手掛かりに買いが先行したものの、追随する動きは広がらなかった。

 債券先物は朝方に一時151円14銭まで上昇。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が23日の議会公聴会で金融緩和の長期化を改めて示唆したことを受け、同日の米長期金利が1.34%台に低下した流れが東京市場に波及した。ただ、日銀が3月の政策点検で長期金利の変動幅を広げるとの観測がくすぶっていることから積極的に上値を追う勢いには乏しく、買い一巡後は徐々に売りが優勢となった。なお、きょうは流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。

 午前11時の先物3月限の終値は22日に比べ3銭安の151円03銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、22日に比べ0.005%上昇の0.120%だった。

出所:MINKABU PRESS
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