業績懸念が和らぎ、環境重視テーマに再評価される流れに期待
【事業内容】
陸上・航空宇宙・船舶海洋関連の総合重機製造を行っており、ターボチャージャーや航空エンジン、機械プレス、大型ボイラー、原子炉格納容器、LNG貯蔵タンク等を展開している。資源エネルギー、社会インフラなどにも深く入り込み、最先端の加工技術や非破壊検査・計測技術やプラズマや量子ビームの応用技術にも注力。
【業績面】
業績面においては2/9に第3Q決算を発表し、売上高は16.8%減収、営業利益以下は赤字転落となり、1Q(4-6月)の大きな赤字計上を徐々に埋め戻している形。コロナ禍における航空産業の打撃が大きかったことに加え、自動車業界の市況低迷などから航空エンジン、自動車部品向けの受託加工が落ち込んだ。しかし、足元では自動車販売台数の復調や資源・エネルギー・環境分野の黒字転換など明るい材料が確認されてきており、受注高も航空・宇宙・防衛分野を中心に減少幅を急速に縮小させてきている。
【株価動向】
株価は昨年4月に1051円まで売られて6月に一時景気回復期待から値を戻したが、夏場以降は再び売られ10月末に1200円台へ二番底を探る動きとなった。転機を迎えたのは政府の国防強化方針が伝わり防衛関連株に資金が入り始めた11月で、年末にかけて上昇し2000円台を回復。足元では1800円~2200円のレンジで往来だが、環境・エネルギー分野のテーマにも顔を覗かせており、レンジ上放れに期待がかかる。
関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
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