◆ 想定したほど戻らず… - 米10年債利回り
見誤った…。
「大規模追加経済対策の早期実現」に対する期待感は継続し、「株高の連鎖」も持続しました。
これは想定通りでしたが、しかし肝心の「米10年債利回り」が想定ほど水準を戻すことはありませんでした。
「米国債入札(10日に10年債/11日に30年債)」を控えていることが影響したと見られますが、結果的に「金利選好のドル買い」が発生することはありませんでした。
このため「テクニカル的な利益確定売り」が先行する格好となり、“105円ライン”を割り込んだドル円は、NYタイム中盤にかけて“104.498円”へと押し下げられていきました。
◆ ただ“いい水準”まですでに押した…?
一方でコロナワクチン接種に絡む「日米経済成長力格差」も依然としてテーマ化しており、一方的に“ドル売り”が進行する展開には発展しておりません。
また想定ほど戻っていないとはいえ、「米10年債利回り」はさらに低下しているわけでもありません。
このため「連日の最弱通貨」に甘んじているドルではありますが、このまま“もう一段の調整→下値追い”は想定しづらい…?
テクニカル的に見ると、前記“昨日安値(104.498円)”は“100日移動平均線(本日は104.428円)”に支えられた格好となります。
またすぐ下には、“20日移動平均線(同104.344円)”や“1/21~2/5の61.8%押し(104.258円)”も控えており、下値では“買い拾う”動きも散見されています。
やはり「ポジション調整の範囲内」と考えながら、現時点では“買い拾い”にて対処したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.466(2/5~2/9の76.4%戻し)
上値4:105.262(2/9高値、2/5~2/9の61.8%戻し)
上値3:105.132(2/5~2/9の50%戻し)
上値2:105.000(大台、2/5~2/9の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.827(週足・一目均衡表基準線、2/5~2/9の23.6%戻し)
前営業日終値:104.570
下値1:104.428(100日移動平均線、2/9安値)
下値2:104.314(20週移動平均線、20日移動平均線、1/21~2/5の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:104.205(1/29安値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
下値4:104.132(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:104.042(1/28安値、大台、ピボット2ndサポート)
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