稀元素、今期経常を2.1倍上方修正、未定だった配当は4円減配

配信元:株探
投稿:2021/02/09 15:00
 第一稀元素化学工業 <4082> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比69.7%減の7.8億円に大きく落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の7億円→15億円(前期は31億円)に2.1倍上方修正し、減益率が77.4%減→51.6%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7億円→15億円(前年同期は13.9億円)に2.1倍増額し、一転して7.8%増益計算になる。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は16円(前期は20円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比11.4%減の7.9億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の12.0%→14.3%に上昇した。

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