ティラド、今期経常を13倍上方修正、未定だった配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2021/02/08 15:30
 ティラド <7236> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は2.1億円の赤字(前年同期は18.4億円の黒字)に転落した。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1億円→13億円(前期は28.8億円)に13倍上方修正し、減益率が96.5%減→54.9%減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の14億円の赤字→23億円の赤字(前期は14.3億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.4億円→29.4億円(前年同期は12.5億円)に68.7%増額し、増益率が39.8%増→2.4倍に拡大する計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は90円)とし、無配転落する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比6.7倍の14.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.6%→4.3%に大幅改善した。

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