名古屋銀、今期経常を一転29％増益に上方修正

　名古屋銀行 <8522> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.0％減の59.9億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の62億円→81億円(前期は63億円)に30.6％上方修正し、一転して28.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の31.8億円→50.8億円(前年同期は25.1億円)に59.7％増額し、増益率が26.6％増→2.0倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比13.2％減の29.7億円に減った。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　銀行単体において、貸出金利息が当初予想を上回る見込みとなったこと、また、固定資産の譲渡による特別利益（固定資産処分益）を計上予定であることから、2021年３月期通期の業績予想を上方修正するものです。　なお、連結業績予想の修正は、主に単体業績予想の修正によるものです。※ 上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。