<5358> イソライト工業
四季報より 業種:ガラス・土石製品。
【特色】セラミックファイバー大手。アジアで生産拡大。建材を育成。品川リフラクトリーズの傘下
【大幅減益】半導体向けセラミックファイバーは足元持ち直し、欧州中心に自動車向けも回復見込み。一方、生産設備用途となる各種工業炉向けなど戻り鈍い。2桁減益だが会社側の下期想定は保守的。22年3月期は自動車・半導体の回復鮮明化で反発。
【期 待】生体溶解性では難しかった1400度耐熱製品の展開力など今後焦点。ITM吸収合併で情報面等シナジー見込む。
2020年11月4日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-40.1%の17.00億円、経常利益-37.6%の18.00億円の減収・減益の見通し。
2018年2月2日の1447円を高値とする中期下降トレンド(A)の中で、調整を続け底値圏で三角保ち合いとなって、下降トレンド(A)を横にぬけて、いったん上放れし、次の上昇を伺っている形といえます。
下降トレンド(A)の中で、12月25日の410円、2019年8月29日の405円と2点底をつけて反発し、12月10日に724円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場の急落局面に巻き込まれ2020年4月3日に394円で底打ちとなりました。ここから6月10日の539円まで反発し、7月2日の397円まで押し目を入れて、三角保ち合い(B)を形成し、煮詰まったところで上放れとなり、今年の1月14日に577円まで上昇して、その後は押し目となっています。
<3454> ファーストブラザーズ
四季報より 業種:不動産業。
【特色】不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用が柱。首都圏の商業施設、オフィスビルが中心
【再加速】21年11月期はコロナ禍で前期から取引ずれ込んだ物件売却収入が前半戦に積み上がる。不動産市況高止まり前提に後半戦も自己勘定での売却収入堅調増。賃貸ビジネスやビル管理が下支え。人件費増を賄い営業益の伸び再加速。のれん特益剥落。
【盤 石】賃貸粗利で販管費と支払利息賄える収益構造構築。販売用不動産の20年8月末残高663億円(5月末641億円)。
2021年1月8日発表。2021年11月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+86.1%の47.30億円、経常利益+120.8%の40.10億円の増収・増益の見通し。
2017年4月14日の697円(分割前1394円)を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月24日に1768円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2019年2月1日の1007円、8月15日の947円と2点底をつけて反発し、2020年1月9日に1410円の戻り高値をつけました。しかし、この時点でコロナ急落相場に巻き込まれ暴落となって、3月23日に595円、4月22日に586円と2点底をつけました。ここからゆるやかな上昇トレンド(C)へ移行し、10月6日の1040円まで上昇後、12月28日の859円まで押し目を入れ、今年の1月13日に1120円まで上昇して押し目を形成中となっています。
<9880> イノテック
四季報より 業種:卸売業。
【特色】半導体設計ツールと半導体テスターが2本柱。子会社で専用LSI設計や車載システム開発も
【微減益】半導体投資拡大受けEDAソフト堅調増。好採算のNANDテスターも出荷上向く。ただ台湾子会社の前半赤字が響き、後半黒字化でも、営業微減益がやっと。22年3月期はNANDテスター伸長。増益。
【実証実験】子会社通じ新横浜本社ビルでスマートビルWGの実証実験開始。画像解析AIベンチャーと提携。当社ハードに顔認証搭載、流通や介護施設など新規開拓。
2020年11月9日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-1.2%の16.50億円、経常利益-5.1%の18.00億円の減収・減益の見通し。
2017年6月6日の647円を安値とする小さな三角保ち合いを上放れし、2018年1月15日の1188円まで上昇して、2月6日の943円まで押し目を入れ、短期の上昇トレンド(A)となりました。この中でザラ場で5月22日の1720円の高値をつけ、終値では1581円でピークをつけ下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、2020年1月14日の1333円を戻り高値にして、コロナ急落相場につれ安し、3月19日の752円まで下げて、三角保ち合い(C)を形成し、この中で11月20日の887円を安値に上放れとなり、今年の1月26日に1448円まで上昇して押し目を形成しています。
<7283> 愛三工業
四季報より 業種:輸送用機器。
【特色】トヨタ系自動車部品メーカー、電子制御燃料噴射装置や吸排気系が主力。トヨタG向け6割強
【続 落】新型コロナで数量減。下期はトヨタ向けが回復牽引も上期減産による赤字響き黒字確保がやっと。前号比営業減益幅拡大。固定資産減損100億円ない。減配。22年3月期は新車需要回復で営業益反発。
【戦 略】HV需要増見据え、エンジン部品単品の開発から電動化システムでの提案にシフト急ぐ。デンソーのエンジン事業の当社への譲渡は検討範囲広く、締結に遅れ。
2021年2月1日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-50.2%の36.00億円、経常利益-51.9%の33.00億円と3期連続の減収・減益の見通し。
現在の中期視点でのチャートは、2018年2月5日の1469円を高値とする下降トレンド(A)の中の動きとなって、この下降トレンド(A)を上放れできるかどうかのところにあります。
この下降トレンド(A)の中で、12月25日の658円まで下げて、2019年4月22日の806円を高値とする、660~800円のボックス相場(B)となり、8月26日の654円を安値に上放れとなって、11月11日に972円まで上昇しました。しかし、その後のコロナ急落相場に巻き込まれ、2020年の2月の急落相場もあって3月23日に412円まで急落して底打ちとなりました。ここから7月31日の435円、11月30日の432円と3点底をつけて反発し、今年の2月2日には637円まで上昇して下降トレンド(A)を上放れることができるかどうかとなっています。下値ではゆるやかな上昇トレンド(C)となっています。
<6779> 日本電波工業
四季報より 業種:電気機器。
【特色】水晶デバイスで世界2位級。車載用が主体、日中マレーシアで生産。構造改革など経営再建中
【譲渡益】主力の車載向けは顧客の生産調整で数量減。が、前期の減損・希望退職に伴う固定費減が効く。子会社株譲渡益44・6億円計上で営業益浮上。22年3月期は車載向けが受注平常化で回復も、売却益ない。
【財 務】すべての取引金融機関と23年9月末までの借入残高維持で合意済み。当初20年12月に予定していた次回子会社株譲渡は21年以降に延期、譲渡益僅少見込み。
2021年2月5日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+136.2%の30.00億円、経常利益+128.9%の25.00億円の増収・増益の見通し。
2017年7月27日の985円を高値とする中長期下降トレンド(A)の中で、2020年3月13日の279円、7月31日の297円を2点底に上放れとなっています。この下降トレンド(A)の中で、985円から2018年12月25日の319円まで下落し、ここからもみあって2019年12月2日に674円まで上昇後、コロナ相場に巻き込まれて、短期の下降トレンド(C)入りとなり、この中で2020年3月13日の279円、7月31日の297円と2点底をつけて、上昇トレンド(D)へ転換し上放れて、今年の1月27日に849円まで上昇して押し目を形成しているところです。
関連銘柄
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