指月電、今期経常を36%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/02/05 13:00
 指月電機製作所 <6994> [東証2] が2月5日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.3%減の6.2億円に落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の6.6億円→9億円(前期は13.7億円)に36.4%上方修正し、減益率が51.9%減→34.4%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.1億円→7.5億円(前年同期は8.4億円)に46.9%増額し、減益率が39.4%減→11.0%減に縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比28.0%増の4.8億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の5.6%→4.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当連結会計年度の売上高につきましては、コンデンサ・モジュールは新型コロナウイルス感染症の影響から回復しておりますが、電力機器システムは低調な状況が続いており、当初予想ほど回復しない見通しである事から、全体としましては前回予想より減少する見込みです。営業利益につきましても、原価低減や販売費及び一般管理費が改善するも、売上高の減少により前回予想を下回る見込みです。一方で経常利益につきましては、受取保険金や助成金収入の計上等により、予想値を上回る見込みです。また、繰延税金資産の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益も予想値を上回る見込みです。
配信元: 株探

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