NYコラム(2日)ダウ平均は上昇余地を探る展開へ−世界的な反発基調の流れが続くか⁈

著者:加藤裕一
投稿:2021/02/02 23:08

NY株式市場(2日)投機的売買めぐる高値波乱に一巡感強まる−アマゾン・アルファベット決算に注目

2日のニューヨーク株式市場でダウ平均は寄り付きで上昇余地を探る展開となりそうだ。

2日のアジア市場やヨーロッパ株が堅調に推移していることから、引き続き、ニューヨーク株式市場でも、世界的な株価の反発基調が踏襲されよう。先週に掛けて強まったロビンフッター勢を中心とした投資的な売買をめぐる高値波乱に一巡感が台頭しており、相場全体の地合いは落ち着き始めて見直し買いムードが広がりそうだ。

ダウ平均は寄り付き早々に上値を試す局面では、50日移動平均線(3万326ドル)や前日の日中高値(3万335ドル)を突破できれば、先週金曜日に付けた長い陰線の始値水準(日中高値と同水準:3万553ドル)が徐々に視野に入ってこよう。

ただ、2日の取引終了後には、アマゾンとアルファベットの決算発表を控えており、ダウ平均は買い一巡後に業績内容を見極めたいとの様子見姿勢から伸び悩むことも想定しておきたい1日となる。

加藤裕一
米国株ストラテジスト
配信元: 達人の予想