愛三工、今期経常を3.7倍上方修正、配当も1円増額

配信元:株探
投稿:2021/02/01 15:20
 愛三工業 <7283> が2月1日大引け後(15:20)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比82.1%減の9.4億円に大きく落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9億円→33億円(前期は68.6億円)に3.7倍上方修正し、減益率が86.9%減→51.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.7億円→57.7億円(前年同期は30.4億円)に71.0%増額し、増益率が11.1%増→90.0%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→16円(前期は20円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の34.2億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.0%→6.6%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響による売上高、営業利益の急激な減少に対応するため、当社グループ全体で緊急収益対策を実施してまいりました。 中国および主要国における主要顧客向け売上高の回復、ならびに、あらたな環境下における働き方改革の推進強化による、固定経費や変動費の抜本的な精査と見直しを通じた、損益分岐点売上高の低下などの収益対策を、2021 年3 月期連結業績予想に与える影響に織り込み、上記の通り修正いたします。

  当社は、安定的な配当の継続と、連結業績および連結配当性向等を総合的に勘案して、株主の皆様のご期待にお応えしたいと考えております。 上記の基本方針および今回公表の連結業績予想の上方修正を踏まえて、2021 年3 月期期末配当予想を、1 株当たり1 円増配して「1株当たり9 円」に修正することといたしました。
配信元: 株探

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