木曽路、今期経常を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/01/29 14:40
 木曽路 <8160> が1月29日後場(14:40)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は30.9億円の赤字(前年同期は9.1億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の12.2億円の赤字→38.9億円の赤字(前期は14.4億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の17.2億円の黒字→9.5億円の赤字(前年同期は19億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常損益は1.5億円の赤字(前年同期は13.6億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の10.5%→-1.6%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期の業績予想につきましては、前回、2020年10月26日の時点で入手可能な情報に基づき算定し開示しておりました。秋期には既存店の業績は復調となっておりましたが、その後 11 月以降再び俄かに新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、結果的に年末期の主に忘年会需要の売上高減少への影響は当初の想定を上回るものとなりました。前年同期には実施していなかった「お持帰り用しゃぶしゃぶ」や「ふぐ鍋セット」等を新たに年末需要に向け販売いたしましたが、減少する売上高を完全には補えきれませんでした。利益面につきましても、売上高の減少が主な要因となり営業利益、経常利益は前回予想から減少の見込みとなりました。さらに当期純利益は上記の特別損失及び繰延税金資産の取り崩しが影響し前回予想を下回る結果となりました。 今後につきましては現時点で入手可能な市場動向等の情報を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響は翌事業年度に及ぶものと想定しております。※上記の業績予想は、感染症拡大・収束や時期の変化、それによる景気動向などの外的要因等の変化により変動する可能性があります。
配信元: 株探

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