新興市場銘柄ダイジェスト:クエストは大幅続伸、日邦産業がストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/01/28 16:20
<6193> バーチャレク 662 +100
ストップ高。21年3月期の営業損益を従来予想の0.30億円の黒字から1.10億円の黒字(前期実績1.92億円の赤字)に上方修正している。ストックビジネスのアウトソーシング事業が従来予想よりも好調に推移したほか、IT&コンサルティング事業で予定を上回る案件の獲得があった。製造経費や販管費などコスト削減を継続したことも利益を押し上げるとみている。

<5906> エムケー精工 478 -22
大幅に5日ぶり反落。21年3月期第3四半期累計(20年3-12月)の営業利益を前年同期比26.1%増の16.90億円と発表している。ライフ&サポート事業が巣ごもり需要の増加で好調に推移した。一方、主力のモビリティ&サービス事業は伸び悩んだ。第3四半期累計時点で既に通期予想(前期比3.8%増の10.50億円)上回っているが、業績修正が見送られたことから材料出尽くし感が広がり、売り優勢となっているようだ。

<4582> シンバイオ製薬 840 +22
昨年来高値。抗がん剤として開発中のベンダムスチンとリゴセルチブの新規適応症の探索に関する共同研究契約を東京大学医科学研究所と締結したと発表している。ベンダムスチンとリゴサルチブの併用療法、これらのポテンシャルを引き出すため既存薬との組み合わせで新たな治療方法の開発を目指す。ベンダムスチンは殺細胞性の抗腫瘍薬で、リゴセルチブはがん細胞を死滅させる新たな作用機序を有する低分子抗がん剤。

<9913> 日邦産業 628 +100
ストップ高。フリージア・マクロス<6343>が日邦産業株に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき930円(27日終値は528円)で、期間は1月28日から3月12日まで。TOB後もフリージア・マクロスの所有割合は最大で27.57%にとどまり、日邦産業株の上場は維持される見通し。日邦産業は今回のTOBは一方的かつ突然に行われたものであるとし、今後、公開買付届出書の内容などを精査した上で、速やかに見解を公表するとしている。

<4166> かっこ 5010 +255
大幅反発。20年12月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の1.16億円から1.38億円(前期実績0.99億円)へ引き上げている。巣ごもり需要の増加を契機とするECサービス利用拡大の後押しを受け、ECでの不正注文検知サービス「O-PLUX」や後払い決済事業者向けの決済コンサルティングサービスが順調に推移した。繰延税金資産に係る回収可能性の見直しを行ったことも利益拡大に寄与する見込み。

<2332> クエスト 1405 +132
大幅続伸。21年3月期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の7.42億円から8.63億円(前期実績7.36億円)へと引き上げている。システム開発事業でエレクトロニクス分野などの顧客からの開発案件が増加したことに加え、インフラサービス事業でクラウドサービスやセキュリティサービスが拡大したことなどが利益を押し上げる見通し。期末配当は従来予想の35.00円から38.00円(前期末実績35.00円)に増額修正した。 <ST>
配信元: フィスコ

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