グローセル、非開示だった今期経常は赤字転落へ

　グローセル <9995> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は3億6400万円の赤字(前年同期は200万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が3億3000万円の赤字(前期は500万円の黒字)に転落する見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比4.9倍の3400万円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は9300万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.2％→0.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和3年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定することが困難であるため、業績予想は「未定」としておりましたが、最近の業績動向や現時点で入手可能な情報及び予測等に基づき、上記の通り公表致します。　令和3年3月期はコロナ禍の影響を受けて当社グループの主要販売先である自動車分野、産業分野におきましては、販売台数、受注金額が減少するなど需要は前年を下回る厳しい状況が続いております。経済活動の段階的な再開によって需要は回復基調にあるものの新型コロナウイルスの収束が見えない中で再び大都市圏を中心に緊急事態宣言が発出されるなど、先行き不透明な状況が続いておりますが、当社グループは業績拡大に向けた拡販活動を推進してまいります。 　上記の予想は本資料発表日現在において想定できる経済情勢、市場動向などを前提としています。実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。