協栄産、今期経常を一転黒字に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/01/28 15:00
 協栄産業 <6973> が1月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は1億0200万円の赤字(前年同期は1億2800万円の黒字)に転落した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の2億円の赤字→5000万円の黒字(前期は3億1900万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4600万円の赤字→2億0400万円の黒字(前年同期は8400万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.4倍増益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は5200万円の黒字(前年同期は1億0700万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.8%→0.2%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2.業績予想 通期の連結業績につきましては、売上高は、ほぼ公表値並みとなる見込みです。利益面においては、主に以下の要因で営業利益及び経常利益ともに当初予想を上回る見込みです。 ・半導体デバイス事業において、リベートなどによる一部商品の利益率の改善及びスマートフォン向け部材の販売が好調であったこと。 ・産業機器システム事業において、主要客先からの加工装置・自動化システムの大型設備投資案件の受注があったこと。 ・新型コロナウイルス感染症拡大により営業活動に一定の制約を受けたこともあり、計画を上回る販管費の減少があったこと。 親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の利益増加要因ならびに当第3四半期(累計)において繰延税金資産を計上したことにより、当初予想を上回る見込みです。3.繰延税金資産の計上について 当社の近年の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、回収可能性のある部分について繰延税金資産を計上することとし、2021年3月期第3四半期(累計)において法人税等調整額△1億8千1百万円(△は益)を計上いたしました。 なお、回収可能性があると判断された金額は繰延税金負債の金額よりも少額であるため、相殺して表示した結果、繰延税金資産に計上しておりません。 上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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