アンリツ、今期税引き前を9％上方修正、配当も6円増額

　アンリツ <6754> が1月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比24.0％増の139億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の175億円→190億円(前期は171億円)に8.6％上方修正し、増益率が1.9％増→10.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の77.7億円→92.7億円(前年同期は108億円)に19.3％増額し、減益率が28.1％減→14.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の31円→37円(前期は31円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結税引き前利益は前年同期比13.5％減の42億円に減り、売上営業利益率は前年同期の17.6％→17.3％に低下した。

株探ニュース