「もみ合いスタートも、下がらない相場に付き合う」
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先週末の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 179.03 ドル安の
30996.98、ナスダック総合指数は 12.15 ポイント高の 13543.06 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28630 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はもみ合いスタートを想定。前日終値近辺からスタートすると思われる。
先週末の日経平均は売り一巡後に下げ渋る形。寄り付きでは窓を空けたものの、大引けベースではその窓を埋めた。強気形状が継続しており、一定の買い安心感が漂っている。下方に窓が空いているものの、ここまでの下落は許容範囲。押し目買いを継続しても良いだろう。
今週の東京株式市場は、相変わらずの手掛かり材料難。フワーッとした高値圏でのもみ合い相場が継続しそうだ。先週末は一時で、「東京五輪中止説」が囁かれたものの、市場の反応は限定的。「織り込み済みの材料」として認識されているようだ。引き続きコロナ感染者の増加は続いているものの、同時にワクチンへの期待が高まっている。日本でも来月末から接種が開始されるとの見方があり、株式相場はその後の「正常化」に期待する流れとなりそうだ。
米経済対策に関しては、「やや減額される」との見方が出ている。それでもバイデン新政権のもの、一定額以上の対策は行われると思われ、それ自体はポジティブだろう。トランプ前大統領の弾劾に関しては、すでに現職ではないことから、影響は極めて限定的。支持者を引き連れて共和党議員が大幅離脱となれば話は別だが、現時点でそれほど求心力があるとも思えない。マーケットに対してはニュートラルとの認識だ。
投資家は煮え切らない上昇相場にしばらく付き合うしかない。「下がらない」のであれば、最終的には上昇することになる。投資家に人気のある銘柄を中心に積極的に物色していきたい。
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