NYコラム（20日）ダウ平均は強含みで取引スタートへ−ネットフリックスなど好決算が相次ぐ

NY株式市場（20日）ダウ平均は終値での過去最高値を試す展開か⁈−バイデン次期大統領の就任演説に注目

20日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。

本格化している主力企業の決算発表で前日に好決算をネットフリックスが時間外取引で大幅高となっていることから、ハイテク株を押し上げる要因となろう。同じく金融大手のモルガン・スタンレーは取引開始前に発表した10−12月決算でEPS・売上高ともにアナリスト予想を上回ったことから時間外取引で株価が堅調に推移していることも投資家心理を下支えしよう。

ダウ平均は前日の日中高値（3万1086ドル）が強く意識される寄り付きとなろう。

取引時間中にはバイデン次期大統領が大統領就任式に出席する。大統領就任式は、日本時間21日午前1時30分から開始。午前2時から行われる大統領宣誓と就任演説で経済政策中心に政権運営方針を確認することになる。同時に抗議行動による混乱への警戒感も根強く政権移行が波乱なく進むか注視しなければならないだろう。

ダウ平均は、大統領就任当日のご祝儀相場で終値ベースの過去最高値（3万1097ドル）を上回れるかどうか相場全体の底固さが試されそうな1日となる。