◆ ポジション調整目立つも、ドル円は動かず… - 103円後半
すでに観測報道が流れていたこともあり、東京タイム午前に公表された『米追加経済対策(1.9兆ドル規模)』に大きなサプライズはありませんでした。
このため「材料出尽くし」「知ったら終い」との反応が次第に目立ち、徐々に“リスク通貨売り+ドル買い/円買い”へと傾斜していきました。
ユーロドルは“1.21ドル割れ”へ続落し、そしてポンドドルは“1.37ドル→1.3570ドル”への急反落を見せたのはこのためです。
一方、“綱引き(先週末はドル買い⇔円買い)”が変わらないドル円には、大きな反応は見られませんでした。
欧州タイムにかけて“103.612円”へ下落、NYタイム終盤には“103.911円”へと反発したものの、「方向感定まらず」から抜け出すには至りませんでした。
なお先週末発表された米経済指標は“マチマチ(小売売上高/ミシガン大消費者態度指数等は弱め、鉱工業生産等は強め)”だったこともあり、特に材料視されることはありませんでした。
◆ “さらに動きづらい”も想定されるが…?
「米国市場休場(キング牧師誕生日)」ということもあり、本日は“さらに動きづらい”が想定されるところです。
しかし“1/6~1/11の50%押し(103.494円)”は先週末も割り込んでおらず、それでいて
目立つオーダー状況は「ドル買い(103.50円)/ドル売り(104.30円)」で変わっておりません。
“103円後半”での推移を考えれば、ここから“さらなる下値追い”と見るのはちょっと…?
“103.50-104.30円内での揺れ動き”が基本とは考えるものの、やはり“押し目買い”が優勢、少なくとも“崩れない”との見方を続けたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.396(1/11高値、20週移動平均線)
上値4:104.317(日足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ、1/12高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:104.195(1/14高値)
上値2:104.109(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:104.000(大台、50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:103.908(200月移動平均線、+1σ)
下値1:103.710(ピボット1stサポート、週足・一目均衡表転換線)
下値2:103.612(1/15安値、20日移動平均線)
下値3:103.523(1/13-14安値、日足・一目均衡表基準線/転換線、1/6~1/11の50%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:103.411(ピボットローブレイクアウト)
下値5:103.281(1/6~1/11の61.8%押し)
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