NY株式市場(13日)個別ベースの選別物色が進む相場環境か⁈−クラリダ米FRB副議長の講演に注目
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均は弱含みで取引スタートか。
アメリカ議会では、12日に下院で可決されたトランプ大統領の罷免をペンス副大統領に求める決議案をペンス副大統領が拒否したことから、13日にも民主党が下院で弾劾決議案の採決を行うという。引き続き、アメリカ議会での政治的混乱が続くことから、ニューヨーク株式市場は、総じて買い見送りムードが根強い相場環境となりそうだ。
今週末から本格化する主力企業の決算発表や20日のバイデン次期大統領の大統領就任式を控えてポジションを大きく傾けにくいことから、ダウ平均は、取引時間中にネガティブサプライズ的な材料が出なければ、前日の日中値幅(日中高値:3万1114ドル/日中安値:3万888ドル)内でもみ合う相場付きとなろう。このため、ニューヨーク株式市場は、個別ベースのポジション調整が商いの中心となりやすいだろう。
今月26日から行われるFOMCを前にFRBの新たな枠組みに関する講演を行うクラリダ米FRB副議長の発言内容を注視しておきたい1日となる。
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