パソナG、今期経常を一転47%増益に上方修正・最高益更新へ

配信元:株探
投稿:2021/01/13 15:30
 パソナグループ <2168> が1月13日大引け後(15:30)に決算を発表。21年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の108億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→150億円(前期は102億円)に50.0%上方修正し、一転して46.5%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益は前年同期比37.5%減の41.4億円に落ち込む計算になる。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比30.7%増の34.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.3%→4.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第2四半期連結累計期間の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けて、新規人材需要が抑制されたことから人材派遣事業や人材紹介事業の需要が減少したものの、業務を外部委託するBPOサービスの需要は拡大しました。また感染症の拡大防止に関わる期間限定の案件が期初想定以上に増加したほか、受託事業の効率運営により収益力も高まり、営業利益は増益となりました。当四半期末に一部の固定資産について減損損失を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益も増益となりました。 通期連結業績予想につきましては、感染症の収束時期はいまだ不透明な状態が続いており、引き続き新規求人は低調に推移する見込みであるものの、BPOサービスの需要は堅調に推移していることから、2020年7月17日に公表した2021年5月期の通期連結業績予想を修正いたします。※上記予想は現時点で得られた情報に基づいて算定したものであり、実際の業績は様々な要因によって異なる結果となる可能性があることにご留意ください。
配信元: 株探

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