NY株式市場(8日)ダウ平均は急ピッチな上昇に警戒感が残る−雇用統計を受けた米長期金利の動向を注視
8日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、8日のアジア市場やヨーロッパ市場が上昇していることから、世界的な株高の流れを踏襲する形で寄り付きを迎えそうだ。前日に付けた取引時間中の過去最高値(3万1193ドル)を意識しながら上昇余地を探る展開となろう。
取引開始前に発表された12月の雇用統計で非農業部門雇用者数は、前月比で14万人減少と市場予想(7.1万人増)を大きく下回る内容となった。引き続き、雇用情勢の不安定さが確認された内容となったことから、バイデン次期政権の大規模な財政政策に対する期待感を醸成する要因として意識されよう。
ニューヨーク株式市場はハイテク株中心に米国10年債利回り1%台乗せのインパクトをひとまず吸収したほか、新年度入りに伴う需給環境の良好さも、ダウ平均のロケットスタートを演出している相場環境に変わりはないようだ。
ただ、急ピッチな上昇に対する警戒感から相場の上値は抑えられよう。引き続き、雇用統計の結果を受けた米長期金利の動向を見極める必要もあることから、朝方の売買一巡後は、様子見姿勢も広がりやすい1日となる。
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