WASHハウ、非開示だった今期最終は赤字縮小、配当は無配転落

配信元:株探
投稿:2020/12/28 17:00
 WASHハウス <6537> [東証M] が12月28日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期の業績予想は連結最終損益が1.2億円の赤字(前期は1.7億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。

 同時に、従来8円を計画していた期末一括配当を見送り、6期ぶりに無配転落(前期は8円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2020年8月7日に公表いたしました「2020年12月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」において、店舗管理部門、直営部門その他は概ね業績予想のとおりに推移した一方で、FC部門においては新型コロナウイルス感染症の影響により、新規物件の現地調査活動や地主様及びFCオーナー様への訪問面談などの営業活動への影響が不明瞭であったため、通期の業績予想を「未定」としておりました。新型コロナウイルス感染症の影響により、FC部門にて地主様への訪問面談が大きく制限されることとなったことから、本部主導で用地の確保を可能とする対策を実行しております。具体的には、「WASHハウスアプリ」にコインランドリーの特徴であるお洗濯の待ち時間において、お客様がチェーンストア様の店舗で利用できるクーポンをアプリから発行し当社から送客する機能、およびチェーンストア様が発行したクーポンをアプリで読み取り、当社に送客いただく「相互送客システム」をリリースいたしました。これはチェーンストア様の施設や複合施設内での他店舗との相互送客を想定した、利用者、テナント、当社ともにメリットが発生する仕組みとなっております。この「相互送客システム」を利用し、チェーンストア本部様と施設内への新規出店について、商談を進め2020年10月において、10店舗同時に新規出店を行うことができた結果、現在ではさらに複数のチェーンストア本部様から引き合いを受けることとなりました。そのため、当社の想定を大きく上回る物件情報数となったことから、複数のチェーンストア本部様からの物件情報を調査し優先順位付け等の整理を行うことに時間を要し、多くの物件について当連結会計年度内に新規オープンできるには至らず次年度に持ち越しすることとなっております。このことから、当連結累計期間のFC新規出店数が、計画の81店舗から55店舗減少の26店舗(前期33店舗)となる予定のため、FC部門の売上高が当初計画の1,592百万円から1,014百万円減少の577百万円(前期676百万円、前期比14.5%減)となる見込みであります。また、店舗管理部門につきましては、FC部門の新規出店不足に伴う管理料収入や洗剤等の収入減少の影響を受け売上高が当初計画の1,146百万円から105百万円減少の1,040百万円(前期1,019百万円、前期比2.1%増)、直営部門その他につきましては、571百万円から5百万円減少の566百万円(前期493百万円、前期比14.7%増)となる見込みであります。費用面につきましては、売上高の修正に伴い、売上原価は当初計画2,160百万円から686百万円減少の1,473百万円(前期1,488百万円、前期比1.0%減)、販売費及び一般管理費は、全社的に費用を抑制する取り組みを実施したことにより、当初計画997百万円から167百万円減少の830百万円(前期874百万円、前期比5.1%減)となる見込みであります。以上のことから、連結売上高は当初計画3,310百万円から1,126百万円減少の2,184百万円(前期2,188百万円、前期比0.2%減)、連結営業利益は当初計画152百万円から271百万円減少の△119百万円(前期△174百万円)、連結経常利益は当初計画159百万円から252百万円減少の△92百万円(前期△159百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は当初計画134百万円から263百万円減少の△128百万円(前期△179百万円)と2020年12月期の通期業績予想を修正するものであります。

 当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。2020年12月期の期末配当につきましては、1株当たり8円を予想しておりましたが、上記業績予想の修正を踏まえ、無配とさせていただくことといたしました。株主の皆さまには深くお詫び申し上げるとともに、早期に復配できるように努めてまいりますので、引き続きご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
配信元: 株探

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