◆ “上値の重さ”先行 - 一時104円割れ
先週末も「合意なきBrexit」への懸念増大を背景とした“ポンド売り”が目立ち、相対的に“ドル買い”“円買い”が進行しました。
ただパフォーマンスの面では“円買い”が上回っており、クロス円通貨は全般的に“上値の重さ”が目立っています。
こうしてドル円は下値を拡大し、NYタイム中盤にかけて“103.826円”へ値を落とす場面を見せました。
ただ「方向感定まらず」を覆す動きには発展しておらず、“下値の堅さ”も相変わらずといった様相のまま、先週末の取引を終えています。
◆ ただ「ポジション調整」はすでに入った…?
「Brexit交渉」は合意に近づいたわけではなく「米追加経済対策」も進展する気配が見られません。
このため“リスク選好姿勢”が後退しているのは事実であり、逆に“リスク回避姿勢”へと傾きやすい感は否めないところです。
ただ「(早ければ本日より)米コロナワクチン接種開始」という“リスク選好要因”が残る中、先週末にはすでに「ポジション調整」が入ったという経緯を持ちます。
さらに現時点で材料視はされていないものの、今朝方発表された「日銀短観」が“概ね好内容”だったという後押しもあります。
「方向感定まらず」が主体と考えても、本日は「幾分“上方向(ドル買い/円売り)”に分あり」と見ることは可能…?
“200月移動平均線(本日は103.894円)”を下値メド、一時上回ったものの、終値ベースでは越え切れていない“20日移動平均線(同104.154円)”を上値メドとしながら、どちらを明確に突破するかを探りたいところです。
本日は「幾分“上方向(ドル買い/円売り)”に分あり」と考えながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.663(+2σ、50日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:104.578(12/10高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値3:104.425(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.269(12/11高値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:104.151(20日移動平均線)
前営業日終値:104.010(大台)
下値1:103.929(-1σ、200月移動平均線)
下値2:103.826(12/11安値、ピボット1stサポート)
下値3:103.741(12/4安値、-2σ)
下値4:103.651(11/18安値、12/3安値、ピボット2ndサポート)
下値5:103.358(ピボットローブレイクアウト)
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