◆ 米雇用統計は“弱め”だったが…? - “104円前半”へ巻き戻し
注目の米雇用統計は、失業率こそ“7ヶ月連続の低下(6.7%)”を見せたものの、非農業部門雇用者数は“事前予想のほぼ半分(+24.5万人)”に留まりました。
この弱い結果を元に、発表直後は“ドル売り”が先行しました。
ただこの弱い結果は、次第に「米追加経済対策・早期成立」の思惑へと移行していきました。
米10年国債利回りは“0.98%台”へ急上昇、NYダウ/ナスダック/S&P500は“揃って史上最高値更新”を見せる中、為替では“ドル買い戻し”が目立ちました。
綱引きが目立つドル円でも“ドル買い戻し”が目立ち、緩やかに“104円前半”へと値を戻して、先週末の取引を終えています。
◆ 転換できるか…?それとも妥協を求めるだけか…? - 米追加経済対策
その「米追加経済対策の早期成立」を巡り、本日は“揺れ動く”という展開が想定されるところです。
ペロシ下院議長が先週末、『7日をメドに追加経済対策を協議』と発言しているからです。
「新型コロナ感染再拡大」を如実に表す内容は、「待ったなしムード」を高めるには十分すぎる材料だったからです。
一方で「規模の溝」は一向に埋まっておらず、しかもこれまで「妥協しない」という姿勢を頑なに貫いてきたのは“民主党”という側面があります。
それを「いきなり転換できるのか…?」、それとも従来通り「共和党に妥協を求めるだけか…?」
現時点で詳細は不明ではありますが、この米追加経済対策を巡る続報が「目先の方向性を決める(後押しする)」と考えてもよさそうです。
「過度な期待は禁物」と、個人的には考えていますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.758(11/24高値、12/2高値、50日移動平均線)
上値4:104.642(週足・一目均衡表転換線)
上値3:104.530(12/3高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:104.424(日足・一目均衡表基準線)
上値1:104.338(12/2~12/3の61.8%戻し、20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.196(日足・一目均衡表転換線)
下値1:104.000(大台、ピボット1stサポート)
下値2:103.925(-1σ)
下値3:103.844(200月移動平均線)
下値4:103.741(12/4安値)
下値5:103.651(11/18安値、12/3安値)
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