ドル円は104円ちょうど付近 他市場が短縮取引で終了する中で動意薄=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/11/28 04:59
 NY時間の終盤に入ってドル円は104円ちょうど付近での推移が続いている。きょうは感謝祭翌日で米国債や米株式市場は短縮取引となっており、取引が既に終了している。為替市場も動意薄となっている。

 ドル円はNY時間に入って再び103円台に下落する場面が見られた。市場ではドル安期待が根強い。来週から師走相場に入るが、今年のポジション調整と来年の予想を反映した動きが混在する月でもある。来年はワクチンへの期待から景気回復の予想も少なくない。足元で感染拡大が続いていることから、序盤こそ景気は圧迫される可能性があるが、春以降は回復が鮮明になるとの予想が多いようだ。

 その場合、逃避通貨に位置づけられているドルは売られやすいとの見方や、景気回復でもFRBは慎重で、インフレ期待の上昇をある程度容認し、当面低金利政策を維持するとの見方、さらには米財政赤字拡大など、ドル安シナリオを見込む声は圧倒的に多い。

 そのような中でドル円の上昇シナリオは描きづらいようだ。

USD/JPY 104.03

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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