◆ 「104円半ばを中心とした揺れ動き」を地で行く展開
リスク選好姿勢を背景にした“円売り+ドル売り”は、昨日も継続しました。
ただ米感謝祭前日というスケジュール感もあって、積極的な売買は手控えられました。
このためドル円は“わずか30銭(pips)強”しか動かず、「104円半ばを中心とする揺れ動き」から抜け出すことはありませんでした。
◆ 「仕掛け的な動き」には注意しておく必要があるが…?
米感謝祭当日となる本日は、こうした傾向がさらに強まる可能性を想定せずにはおれないところです。
流動性低下を背景にした「仕掛け的な動き」には注意しておく必要がありますが、テーマ化している「新型コロナ」に関しては“ポジティブ(ワクチン開発)/ネガティブ(感染再拡大)”の双方を抱えているのが実状です。
リスク選好をけん引する「米株式」にしても、“ポジティブ(ナスダック最高値更新)/ネガティブ(NYダウ反落)”を昨日は抱えました。
「一方向への動意」を促す展開はちょっと想定しづらく、逆に「方向感定まらず」の後を押す可能性も高まったと考えられるからです。
“11/18~11/24の61.8%押し(104.074円)”を割り込んだり、あるいは“50日移動平均線(本日は104.920円)”を上回ったりすれば話は変わってきますが、現在の材料を勘案する限り、本日は期待薄…。
「104円半ばを中心とした揺れ動き」を、本日も基本としたいところです。
ただ昨日まで期待した「もう一段の巻き戻し」に関しては、本日はちょっと…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.150(11/13-16高値)
上値4:105.048(日足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ、大台)
上値3:104.900(11/11~11/18の61.8%戻し、50日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:104.758(11/24高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:104.597(11/25高値、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:104.459(20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値1:104.388(日足・一目均衡表転換線)
下値2:104.257(11/25安値、ピボット1stサポート)
下値3:104.148(11/24安値)
下値4:104.074(11/18~11/24の61.8%押し、大台、ピボット2ndサポート)
下値5:103.926(200月移動平均線、-1σ、ピボットローブレイクアウト)
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