片倉、今期経常を一転11%増益に上方修正、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2020/11/25 16:00
 片倉工業 <3001> が11月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の32.5億円→38億円(前期は34.3億円)に16.9%上方修正し、一転して10.8%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.8億円→7.3億円(前年同期は8.8億円)に4.0倍増額し、減益率が79.4%減→17.0%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円→16円(前期は14円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高につきましては、医薬品事業におけるニトログリセリン静注の販売増、不動産事業においてはコロナ禍によるテナント賃料減収があったものの、前回発表以降テナント売上高、テナント賃料水準ともに緩やかな回復基調にあることから、前回発表予想を上回る見通しであります。  営業利益につきましては、上述の医薬品事業、不動産事業の増収、各事業における経費節減による増益から前回発表予想を上回る見通しであります。また、当社が2017年以降取り組んできた構造改革による不採算事業からの撤退と採算性向上、労務費をはじめとする固定費の削減により前期実績につきましても上回る見通しであります。  さらに、本日発表の「特別利益(投資有価証券売却益)計上に関するお知らせ」に記載の投資有価証券売却等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を上回る見通しであります。

 当社は、株主の皆様への利益還元を、経営上重要な政策の一つに位置付けております。上述の株主様還元および内部留保のバランス等を踏まえ、前回公表において14円00 銭としていました期末配当を1株当たり16円00銭とさせていただく予定です。 ※上記の業績予想、配当予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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