新興市場銘柄ダイジェスト:ランサーズは大幅に反落、No.1がストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2020/11/19 16:40
<4484> ランサーズ 908 -61
大幅に反落。75万株の立会外分売を実施すると発表している。分売予定期間は24-26日。分売値段は実施日前日の終値、または最終気配値を基準に決める。株式の分布状況改善と流動性向上を図り、留保金課税の対象となる特定同族会社の認定を外すことが目的。分売で株式需給が悪化するとの懸念から、売り優勢となっている。株価が200日移動平均線を下回ったことも先安観につながっているとみられる。

<3562> No.1 1692 +300
ストップ高を付け、9日に付けた年初来高値(1668円)を更新した。24年2月期の営業利益目標を12.80億円とする新たな中期経営計画を発表している。20年2月期の実績は3.61億円だった。現行計画は基本戦略の遂行と受託開発を手掛けるアレクソン(大阪市)の子会社化で1年前倒しで達成する見通し。新中計の重点施策として、アレクソンとのシナジー効果発揮やソリューション営業の深化などを挙げている。

<6864> エヌエフHD 2000 +129
大幅に4日ぶり反発。18年10月15日に発行した第2回新株予約権の権利行使が完了したと発表している。今年11月2-18日に412個(発行総数の5.57%)が権利行使され、4万1200株が交付された。新株予約権の行使完了で株式価値の希薄化懸念が払拭されたとの見方から、投資資金が流入している。前日までの続落で値頃感が出てきたことも買い戻しにつながっているようだ。

<3987> エコモット 950 +20
大幅に5日ぶり反発。土木建築工事請負業の中山組(札幌市)と共同開発した遠隔臨場システム「Gリポート」の次世代通信規格「5G」対応版を12月初旬から提供開始すると発表している。また、Gリポートの出荷が好調なため、初年度出荷台数を300台月から1000台月に上方修正した。Gリポートは遠隔地から建設現場の段階確認などができるシステム。テレワークの普及に伴い、今後も需要拡大が見込めるとの見方から買いが入っているようだ。

<4575> CANBAS 569 +32
大幅に反発。CBP501の臨床試験に関し、米食品医薬品局(FDA)とミーティングを実施したと発表している。FDAからは次相臨床試験の実施でCBP501を含む3剤併用投与群と比較する対照投与群の設計などについて助言を受けた。試験実施の妨げとなるような懸念事項などは示されなかったという。今後、フェーズ2試験またはフェーズ2・3ひとまとめの最終試験の内容を決定し、開発スケジュールとともに21年2-5月を目処に公表する予定。

<7094> NexTone 7870 +460
大幅に5日ぶり反発。自社が管理する作品の海外利用について、欧州の著作権管理事業者と著作権使用料の徴収代行契約を締結すると発表している。仏SACEMと放送利用などを含む演奏権、仏SDRMと録音権、英IMPELとデジタル(グローバル展開配信事業)でそれぞれ契約する。海外での使用料の徴収分配のためのフレームワーク構築が狙い。契約締結により21年4月1日から海外での使用料の徴収が可能になる予定。 <ST>
配信元: フィスコ

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