【注目】不動産セクターの割安株が三役好転の買いシグナル◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/11/11 12:06

◆ランドビジネス

 オフィスビル・レジデンスの不動産賃貸業。昨日は自社株買いの実施を発表し本日前場は急伸。テクニカルでは一目均衡の抵抗帯を突破し三役好転の買いシグナル。PBR0.4倍台の割安で投資妙味が高まっている。目先は日足200日線にトライする動きが見られそうだ。

◆学究社

 学習塾「ena」を展開。学習のスタイルが選べるオーダーメイドシステムの個別指導塾で、自宅でも受講できる「enastar」などを開講している。昨日は通期の経常利益が2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことや増配を発表しポジティブサプライズとなっている。板が薄いため株価は上に跳ねやすく、打診買いからトレンドに乗ってみたい局面。

◆ホシザキ

 業務用厨房機器を扱う大手。今週発表した第3四半期決算では新型コロナの影響で減益だったものの、通期予想では経常利益を153億円→160億円に4.6%上方修正している。また、開発進展のあった米ファイザーの新型コロナワクチンが-60度から-80度での保管が必須ということで既に超低温冷蔵庫の奪い合いが始まっている模様。国内ではマイナス60度からマイナス80度の冷蔵庫を扱う企業として「カノウ冷機」の存在があるが上場しておらず、同社製品を扱うホシザキに思惑が走る。その他、業務用冷凍冷蔵庫の取り扱いで大和冷機工業や、マイナス80度の超低温に到達するワクチン輸送・保管用の保冷庫を扱うツインバード工業の押し目を監視。

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配信元: 達人の予想