ホクト、今期経常を31%上方修正

配信元:株探
投稿:2020/11/02 15:00
 ホクト <1379> が11月2日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は9.8億円の黒字(前年同期は10.7億円の赤字)に浮上し、従来予想の6.3億円の黒字を上回って着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の45.1億円→58.9億円(前期は41.8億円)に30.6%上方修正し、増益率が7.7%増→40.7%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.6%減の49.1億円に減る計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は3.1億円の黒字(前年同期は3.3億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.1%→2.3%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)差異の理由 国内きのこ事業におきましては、長雨の影響等で野菜相場が想定より高めに推移したこと及び新型コロナウイルス感染症の影響で内食志向になったこと等により、きのこの価格は堅調に推移し売上高、利益共に予想を上回りました。一方で、海外きのこ事業及び化成品事業では新型コロナウイルス感染症の影響により、連結業績の売上高は若干下回ったものの、利益は大幅に上回りました。また個別業績においては、売上高、利益共に予想を上回る結果となりました。(2)修正の理由  2021年3月期通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による影響を合理的に算定すること及びきのこの需要・価格を想定することは困難ではありますが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき算定した業績予想を公表いたします。今後の見通しは、当第2四半期連結累計期間における業績を踏まえて修正することと致しました。新型コロナウイルス感染症の拡大について一部地域では収束の様相が見られ経済活動の回復の兆しを見せ始めているものの、世界的には収束時期は不透明であり、当連結会計年度中は国内外とも経済活動の本格的な回復には至らず業績に与える影響は継続するものと想定しております。(注)この資料に記載されております業績等の予想数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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