大統領選挙を控えた相場の注意点【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2020/10/30 18:00

目先の株価に振り回されてしまうと・・・

いよいよ次週、米国大統領選挙が行なわれます。
今のところバイデン候補が有利だとメディアでは報じられていますが、こればかりは選挙が終わるまで誰にも分かりません。

選挙結果を受けて株価が上がるか?下がるか?は誰にも分かりませんが、ひとつだけ確率が高そうなのが、株価の値動きが荒くなる(ボラティリティが高くなる)ということです。
米国大統領選挙を控え、ここしばらく日本株市場は出来高も少なくボックス相場が続いていました。米国大統領選挙が終わり、日本株も上か下かは分かりませんが、中長期での株価のトレンドが発生するのではないかと考えています。

ただ仮にトレンドが発生した場合、短期的には値動きの荒い局面が想定され、目先の株価に振り回されてしまうと「往復ビンタ」をくらう可能性が高いでしょう。
ですので、目先の株価に振り回されるのではなく、選挙が終わりある程度時間が経過し株価が落ち着いたタイミングでトレンドを判断するのが望ましいでしょう。

前回の大統領選挙では、トランプ氏優勢を受け、日本株が大きく急落したのちに急上昇しました。
今回も選挙結果を受け、株価の乱高下が予想されます。目先の株価に振り回されず、落ち着いてトレードに臨んで下さいね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想