LIXILグ、非開示だった今期税引き前は93%減益へ

配信元:株探
投稿:2020/10/30 12:00
 LIXILグループ <5938> が10月30日昼(12:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比75.6%減の106億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の連結税引き前利益は前期比92.7%減の30億円に落ち込む見通しを示した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前損益は76.7億円の赤字(前年同期は0.7億円の黒字)に転落する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比41.4%減の135億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.9%→4.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 ・連結業績予想(事業利益)の修正理由 2020年8月6日の「2021年3月期 第1四半期決算短信[IFRS](連結)」公表時点では、新型コロナウイルス感染症の拡大による急激な需要減や、前年度の消費増税前の需要増からの反動減が上期中は継続することを前提としておりました。しかしながら、国内は第1四半期からの需要減が継続したものの回復の兆しが見られ、海外では欧米を中心に回復基調が続き、また、コロナ禍での社会変化に対応する商品・サービスの提供や費用削減等の取り組みが奏功したことから、通期の事業利益予想を上方修正することといたしました。なお、売上収益予想は据え置いております。・連結業績予想(営業利益以下)の開示理由 当社では、基幹事業への集中を目指した事業ポートフォリオの見直し、国内事業活性化をめざした各種施策などに取り組んでおり、2020年8月6日の「2021年3月期 第1四半期決算短信[IFRS](連結)」公表時点では、改革プラン策定の最終段階であったことから営業利益以下の業績予想を未定としておりました。このたび、改革プランの計画策定が完了しましたので営業利益以下、親会社の所有者に帰属する当期利益までについての予想を公表することといたしました。改革プランの詳細につきましては、本日公表の「2021年3月期 第2四半期 決算説明資料[IFRS]」および「希望退職プログラム『ニューライフ』の実施に関するお知らせ」をご参照ください。
配信元: 株探

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