ユーロドル下落 想定通りもラガルド総裁の発言にはさすがに驚きも=NY為替
NY時間に入ってもユーロドルは売りが続いており、1.16ドル台半ばまで値を落している。きょうはECB理事会が開催され、政策は据え置きとなったが、声明では12月の追加緩和の可能性を滲ませている。ただ、それ自体は大方の予想通りだったとも言えよう。市場は12月の理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の5000億ユーロ拡大を織り込んでいるようだ。
むしろ驚きだったのはラガルドECB総裁が理事会後の会見であろう。内容は追加緩和を示唆するものだったが、「ECBが12月に行動することにほぼ疑いない」と述べていた。総裁の口からこれほど明確に示されたことはさすがに驚きを隠せず、ユーロ売りに繋がっているものと思われる。総裁はまた、「12月までの間に手をこまねいていることはしない」と述べ、購入を加速させることもあり得ると示唆。「緊急に会合を開く必要が生じれば、そうするだろう。その用意はできている」とも語った。市場では12月の理事会前の追加緩和の可能性も織り込まざるを得なくなっているようだ。
ユーロドルはきょうの下げで21日線を完全に下放れる展開を見せており、本日1.1650ドル付近に100日線が目先は意識される。その下は9月安値の1.16ドル台前半が下値サポートなりそうだ。
EUR/USD 1.1664 EUR/JPY 122.03 EUR/GBP 0.9038
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
むしろ驚きだったのはラガルドECB総裁が理事会後の会見であろう。内容は追加緩和を示唆するものだったが、「ECBが12月に行動することにほぼ疑いない」と述べていた。総裁の口からこれほど明確に示されたことはさすがに驚きを隠せず、ユーロ売りに繋がっているものと思われる。総裁はまた、「12月までの間に手をこまねいていることはしない」と述べ、購入を加速させることもあり得ると示唆。「緊急に会合を開く必要が生じれば、そうするだろう。その用意はできている」とも語った。市場では12月の理事会前の追加緩和の可能性も織り込まざるを得なくなっているようだ。
ユーロドルはきょうの下げで21日線を完全に下放れる展開を見せており、本日1.1650ドル付近に100日線が目先は意識される。その下は9月安値の1.16ドル台前半が下値サポートなりそうだ。
EUR/USD 1.1664 EUR/JPY 122.03 EUR/GBP 0.9038
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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