本日のマザーズ先物は続落が予想される。21日の米国市場は、追加財政策を巡るムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉をにらんだ展開となった。クドローNEC委員長が交渉進展に楽観的見方を示したほか、ペロシ議長も大統領選前の合意に前向きな見方を示し一時大きく上昇した。しかし、メドウズ大統領首席補佐官がまだ多くの相違が見られると慎重な見解を示すと引けにかけて下落する展開となった。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは反落した。本日のマザーズ先物は、米国市場が下落したことやナイトセッションが小安く取引を終えた流れを引き継ぎ続落でのスタートが予想される。財務省が年末調整や確定申告に必要な押印を原則として廃止する考えを示したことや、経費の裏付けとなる領収書や請求書を電子的に保存する要件の緩和に取り組むことが報じられている。このことから、時価総額上位のフリー<4478>やAIinside<4488>などデジタル化関連銘柄が相場を下支えすることが期待される。ただし全体としては手掛かり難で上値の重い展開が予想される。本日の上値のメドは1330.0pt、下値のメドは1237.0ptとする
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